鳥と私と少しの詩と

日々の生活や、自然の中で感じたことを詩にしたり、エッセイにしたりしています。

クロ現―冬富士にのぼった男の人

冬富士にのぼって、帰ってこれなかった男の人をあつかったクロ現を見た。
いろんな意見がでているらしい。非難の意見もたくさん。
彼はがんだった。何度も司法試験に落ちていた。Youtubeで生で放送していた。でも過疎放送だった。
これだけ書くと、なんかみじめな人生みたいだ。
でも、本当なのか、本当にみじめだったのか。彼の最後の放送の声にはそんなみじめさは感じられなかった。みじめとは、自分が決めることだ。時に惨めだった時もあったかもしれない、でも惨めだと決めつけることはできない。
私、子なし、職無し、外国ぐらし、夫がしんだらどうするのか、なーんて考えて落ち込むのだ。惨めな人生なのかな?いやいや、決めつけるのはやめよう。