鳥と私と少しの詩と

日々の生活や、自然の中で感じたことを詩にしたり、エッセイにしたりしています。

花の種

花の種をまく
種は、希望だ
明日に向けての希望だ
でもそれは今日を否定するのではなく
過去をなげくのでもなく
今日という日から明日への
手紙みたいだ
おーい、そっちは晴れてるかー
こっちは、どうにかやってるぞー
種まき忘れてないぞー


花の種は、出てこないことがたくさんある
芽が出ても
虫に食われる、
鳥にふんずけられる、
猫がトイレしていく
ためいき ためいき ためいきなのだ
でも、
可憐な一輪の花が やっと咲いたとき
それは、100倍もうれしい
いい大人なのに、子供みたいにうれしい
そして、また手紙を書くのだ
おーい、花が咲いたぞー
しっかり 育てるからなー