鳥と私と少しの詩と

日々の生活や、自然の中で感じたことを詩にしたり、エッセイにしたりしています。

意味

木漏れ日の隙間を通して
目に染みる空の青さ


森の中で
ふっと
目があったその小鹿の
目の中のなにか、暖かいもの


朝の散歩で
突然目の前に出てきたブラックバード
小さな消え入るような足跡


一粒のすきとおるようなしずく
大木の木肌から落ちたそのしずく
世界をうつしだすそのしずく


意味がないといえば終わりだが、
わたしには、どうも何か意味があると思えるのだ
この世界の美しいものたちが
わたしにはなしかけているようでしかたない


いや
意味はないのかもしれない
あってもなくても
どうでもいいのかもしれない