鳥と私と少しの詩との新着ブログ記事
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しとしとと土を濡らし 恵をもたらす雨 命は小さな芽となり、大きく夏には成長し しとしと 春の雨 しとしとと 私の傘をぬらす雨の雫 疲れた心を潤し、なぐさめる、 しとしとと 春の雨 しとしとと ハナに降り注ぐ雨の雫 ああ、暖かい春が待ち遠しいね ああ、花畑でねころがりたいね しとしとと 春の雨
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わたしは 時々 聞きたくなる 私たちはどこへいこうとしているのですか? コスパ、コスパとみんながいうけど 生き物は いろんなところにぶつかって、余計なものたくさんみにつけて ぼこぼこしながら寄り道して ここまで来たはず 私たちはどこへ行こうとしているのだろう? 何になりたいと、どうありたいと思って... 続きをみる
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時に この、静けさの 音に耳をすます 時に この、沈黙の 音に耳をすます 時に この、あなたの 心のつぶやきに耳をすます 時に この、私の中の 混沌に、言葉にできないこの叫びに 耳をすます
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せわせわ いそがしく 料理して 掃除して 散歩 仕事 仕事が終わったら また仕事 お金を稼ぐ、稼ぐ それは、必要なこと ハナちゃん、食べさせて わたしも、食べて せわせわ、せわせわ でも、はっと気づく、 一体いくらいるんだろう いくらあれば、満足なんだろう いや、満足は一生できないよ、人間てそんな... 続きをみる
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わたしの足元でねているハナ その息遣い 小さな息遣い 風が優しくふいて ほんとうに ほんとうに 一緒に生きていることは なんか いいね どこかでもなく いつかでもなく 今、ここと 感じあえる瞬間というのは ああいいね ありがとうねハナ
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暑さの中に 一瞬、風が、おひさまが違うと感じる時があるのだ すうーと、 空気がりんとする 光がにぶくなる 秋なのだ。 秋、秋 キノコの炊き込みご飯 サンマを焼いて 栗ごはんも などなど そわそわさせる そうそわそわさせる秋なのだ
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空が青い そらがあおい ただそれだけで 窓から 四角い青空を見た 四角い青空には 小鳥があそんでいた うれしそうだった 緑の葉が、それにこたえるように ゆれていた。 窓から見た 四角い空には 何か 心を 浮き立たせるものが あったのだ 私と、小鳥と、そして、、、 空が青いという、そのことで 世界は... 続きをみる
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そうだね ハナ そうだね 今日は空が青いね 空が青いというだけで どうして どうして こんなにも 心が晴れるのか わすれているのは 自分は結局 ただの生き物なんだよね 空があおいと 鳥もうれしそう 犬も走り回り そして 私もうれしい でもね そんな空の青さのあとの 太陽が落ちていく その空は また... 続きをみる
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いろいろなことがあった日 心がひとつのことで のみこまれそうになる でも 夕焼けが とてもきれいだと思えた 一瞬立ち止まれた その瞬間に ああよかった よかったね と、だれともなくつぶやく そんな夕暮れ時
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この瞬間 この短い瞬間 音楽はなり ハナは 凍った 白く凍ったその草原の上を 走る走る 喜びに 生きているという ただそれだけの 喜びで あそびをせんとや生まれけん そんな一節があたまにうかぶ あそぶために この一瞬とたわむれるために 生まれてきたのだ 私たち生き物は
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きつつきが 空洞になった木を つつきだした その音は 森にひびき こだまし 私と いっしょに歩く犬まで とどく そして、 私たちは 足をとめ 耳をすます 森の生きとし生けるものも 耳をすます 森にこだまする ひびきわたる きつつきが 春を告げ始めたのだ
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外のいろいろに こころが引っかかって、こころはいつのまにか、しんでしまう こころのなかの いろいろなものに引っかかって こころはいつのまにかなえてしまう こころは どこにある? 私が じっととまるとき 私が じっとみつめる小さな木の芽 じっとみつめる小鳥の中に じっとふみしめるこの小道にあるのかも... 続きをみる
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冬富士にのぼって、帰ってこれなかった男の人をあつかったクロ現を見た。 いろんな意見がでているらしい。非難の意見もたくさん。 彼はがんだった。何度も司法試験に落ちていた。Youtubeで生で放送していた。でも過疎放送だった。 これだけ書くと、なんかみじめな人生みたいだ。 でも、本当なのか、本当にみじ... 続きをみる
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料理をしていた。 ハッと気づいた 何を 私は急いでいるのだろう 早く人参きらなきゃ、なんて思いながら 人参切っていた私。 せかせか、せかせか、と、人参切っていた。 何を、一体何を急いでいるのだろう。 いつも、いつも何を急いでいるのだろう。 何のために急いでいるのだろう。 何をしたいんだろうか。
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どうも生きづらい 子どものころから、 人は私を穏やかな人というのだが 生きづらくて実はしょうがない しょうもない、として そのまま認めることにした あらがって、原因さがしても なにも変わらないのだ、 時には人と距離を置くこと でも 離れすぎても寂しく 困ったものだ
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風がバサーッとふいた 大きな 大きな 木の 全部の葉っぱが 一斉に揺れた、揺れた ダンスをしてるみたいだ 風と踊っているみたいだ
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私の中をのぞいてみると のぞいてみると そこには ぱっくりあいた 黒い深淵 カオスのカオス 生きていることの苦しさと喜びと悲しみと憤り 生きているということのカオス 私は 私たちは この地球の終わりに ブラックフォールに吸い込まれ 全て吸い込まれ たった一つの量子になって 見えないほどの一つの小さ... 続きをみる
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子犬の体に耳をすますと ドクドクドクと、 とても早く鼓動をうっている 早く、早く、いそがなくちゃ、と言ってるみたいだ 1,2か月前まで、赤ん坊で、目も見えなくて、 その数か月後にはもうティーンエージャーくらいになっていく 1年後には大人なのだ 犬にとって1日は1週間かな なんて、急いで生きているん... 続きをみる
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それは、まるで 重い雲のすきま 遥か向こうにのぞいている 青い 青い空 それは、まるで ずーっと待って 待って、待って やっと開いた 一輪の花 それは、まるで 雨上がりの 露を含み みずみずしい 新緑の葉 でも、夜にはそれが見えない さがせない 暗闇の中では それは見えない 私たちは 手探りで進... 続きをみる
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自分がとても小さく感じる日がある 何やってるんだろうと思う日がある それは、いつも誰かと比べている、だれか周りの人と 自分より優れた人と こんな年になっても、まだそんなことをする自分がいる そんなときは まどみちおさんの言葉を思い出すようにしている ありはありでいいんだ ありは、はちじゃなくてよか... 続きをみる
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家に子犬がきました。家には猫がいますが、子犬は初めて。 土曜に家にきて、もうなんだか主みたいです。子犬はかわいいけど、大変。すごいエネルギーで、このたった2日間で、うちにある池に落ち(とても小さなたらいみたいな池ですが)、変なもの食べてひゃっくりして驚かせ、はたまた、蜂に刺され!と、目がはなせませ... 続きをみる
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あれはいつだったろう 赤い傘をさして、 しとしと降る雨の中を 一緒に歩いたのは 何も、話さず うつむきながら 家路を急いだのは あれは いつだったろうか 雨のしずくの音が あまりにも、似ていて 不思議と思い出された 何年も もう何年もたったというのに
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そうだ外に出よう 外にでよう 心がじめじめする日には とりあえず外にでよう スクリーンの中の底なしの沼からはなれて 外に出よう そして、緑のにおいに 風がやさしく触れるのに 木の葉が揺れるのに てんとう虫が花にとまるのに 鳥がささやきかけるのに 立ち止まって、 立ち止まって耳をすまそう
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どうして、どうして、どうして、という問いはどこへ消えていくのだろう
狭いケージにとじこめられ、身動きすらできない鶏が言う だれも 私のことなんて 気にかけてくれないのね 自分の糞にまみれ 卵をうむために生まれ、 おてんとうさまが何なのかさえしらない鶏が言う 鉄のバーにはさまれ、向きを変えることができない豚が言う みんな 自分のことでいっぱいなの 自分のことで 硬い... 続きをみる
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川の音 人の話し声 車の音 たかの鳴き声 4羽の小さなひなが ほんとうにかくれて そんなものからかくれて 小さな小さなこけでできた巣の中で 今日、一日を 一生懸命生きている 羽ばたく日まで いじらしいほどに 生きている 今日、一日を
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まぁ 小鳥たちは ピチュピチュと 忙しいのね 生まれて 大人になって 死んでいく それだけで 充分なのね ピチュピチュピチュと わたしにかたりかけてくれるのね こんなくもりの日に
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