鳥と私と少しの詩と

日々の生活や、自然の中で感じたことを詩にしたり、エッセイにしたりしています。

ハナ

ハナと私たちが名前を決めて
その犬は、今年で5歳


ハナよハナよ
いろいろなことに気づかされるね


例えば、
多くをのぞんじゃいけないとか
選択して手放すことの大切さ


お前は
一つの宝を口にしたら、
もう一つの宝を見つけても
いつも、どちらにするか選択しなければならない
口は一つだものね


私たちといえば
あれもこれもと
口に加え、手にもって、それでもあきたらず、大きな家をかい、そこにおさめようとする
挙句の果てにはクラウドにもごちゃごちゃ持とうとする



選択することだよ
何が大切か


ハナよハナよ
私をみつめ、そういってるのかな

よろこびは
一粒の雨のしずく


小さく
それは、透明で、空から降ってくる
私の考えや、計画や、そんなのおかまいなく


空からふってくる


よろこびは
それに気づかない人には
全く価値がなく


それに気づいた人には
それは、透明な光の玉
なんともいえない
空からのめぐみ


さあ、今日わたしはどっちだったかな、ハナ。

何にせわせわしているの?

せわせわ
いそがしく
料理して
掃除して
散歩
仕事
仕事が終わったら
また仕事
お金を稼ぐ、稼ぐ
それは、必要なこと
ハナちゃん、食べさせて
わたしも、食べて


せわせわ、せわせわ


でも、はっと気づく、
一体いくらいるんだろう
いくらあれば、満足なんだろう


いや、満足は一生できないよ、人間てそんなもんだよ。


あるおぼうさん「人生はぼんふのゲーム」
ゲームか、ゲーム、、、。
ゲームだと気づかないと
のまれちゃうんだよ、たぶん。


あぁ、せわせわやめて、しばし、ハナとねころぼう。
明日になったら、また始めよう。

ありがとう

わたしの足元でねているハナ
その息遣い
小さな息遣い
風が優しくふいて
ほんとうに
ほんとうに
一緒に生きていることは
なんか いいね


どこかでもなく
いつかでもなく
今、ここと
感じあえる瞬間というのは
ああいいね


ありがとうねハナ

暑さの中に
一瞬、風が、おひさまが違うと感じる時があるのだ
すうーと、
空気がりんとする
光がにぶくなる
秋なのだ。
秋、秋


キノコの炊き込みご飯
サンマを焼いて
栗ごはんも
などなど
そわそわさせる


そうそわそわさせる秋なのだ