今日という日
雨が降り、
その音は
しとしとというには
どこか
かるがるしく
言葉というものの
限界は
いつも私につきまとう
それはまるで
言葉を通しての
お互いの理解の限界みたいで
できるなら
あーといって
わかりあえたら
いやいや
ダンスではちみたいに
わかりあえたら
でもやはり
はちにだって
ダンスを通してのお互いの理解の限界は
はちははちなりにあるはずで
そうなら
私たちは
すっかり理解しあうことをあきらめたらいいのに
それもできず
また、今日という日に、この雨の中で
たたずむしかないのでしょうね。
ただ、何も発せず雨に身をまかして、あなたと二人で、この雨の中で