鳥と私と少しの詩と

日々の生活や、自然の中で感じたことを詩にしたり、エッセイにしたりしています。

2019年6月のブログ記事

  • ツバメ

    ツバメが今年もやってきた。近くのトイレに去年みたいに巣を作った。去年は三つ、でも今年は一つ。 ツバメの巣をみた 若い生まれたばかりの五羽のひな 顔だけだしてこっちをみてる、 母さん父さんが来るのをいまかいまかと待ってる 連日続いた雨、しとしとと降り続き 数日後見ると、三羽のひなが巣の中からちょこん... 続きをみる

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  • ヒバリは鳴く3

    橋の上で 水の流れを見ていた 水と一緒に流れゆく水藻 鈍い光に輝く川面 橋の上で 下に流れる川を見ていた 彼女はもう歩くこともままならなく 車の中で 一人 待っていた 時は 時は、流れていく あの川の水のように あとからあとから 止めることなどままならず 手の中をすり抜ける砂みたいに 時は流れる ... 続きをみる

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  • ヒバリは鳴く2

    ヒバリが この灰色の空を 高く高く飛び上がり 鳴くのだ 何も未来に見えないような この灰色一色のこの空の 高く高く 目を凝らして見ても 何も見えない 灰色の空の そんなにも高いところで でも、声が聞こえる、 その声は、 何かに似ていて 何かを思い出させて ああ、そうだ、あの時の あの、青い青い空と... 続きをみる

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  • ヒバリは鳴く

    ヒバリは 空高く、 ずーと高く上がって 鳴く ピチュピチュ、ピチュピチュと 木に止まるんでもなく、土の上にいるのでもなく 空の高く、高く上がって、 空中で鳴く、精一杯なく そして、それには ヒバリなりのわけがある 私なんかにはわからない立派なわけがある そう、そうして ヒバリは空高く上り 今日もま... 続きをみる

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