鳥と私と少しの詩と

日々の生活や、自然の中で感じたことを詩にしたり、エッセイにしたりしています。

2018年9月のブログ記事

  • なんでもないこと

    白鳥が 飛んで行く 青い青い空 悠々と 気持ちいいなあ と言っているように 飛んでいく あおぎみる 私の上を 色とりどりの 花々が 風にゆらゆらと ゆれる ダンスしているみたいに 気持ちいいなあと 言っているように そして 優しい風がふく 私の足元で ねむる子犬の上を なんでもないことだけど なん... 続きをみる

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  • ハナ

    ハナ おまえの体の中に、 小さな、輝く炎がある 4か月前にこの世にいなくて 今、こんな風に早く鼓動をうっている心臓 命の不思議、世界の不思議、宇宙の不思議 ハナ おまえの体の中に 心を動かす、何かがある 私が失ってしまい、取り戻そうとする何か 命の不思議 世界の不思議 宇宙の不思議 ハナ 私たちは... 続きをみる

  • 犬の選択

    私はこの子犬をブリーダーから買ったのだが、自分が色の好みや、性別や、見た目やそういうものにこだわっているのを強く感じた。夫は、どれでもいいじゃない、というのだが、私は、選ぶ権利は当然ある、といって、いくつかのブリーダーを見てまわった。色がどうだとか、大きさがどうだとか、夫はうんざりしてたようだった... 続きをみる

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  • 九月

    九月になった。 風の温度が においが変わった 空は その深い青さをました 日差しがやわらかくなった 鳥がそわそわと 長旅の準備をはじめだした 木の実が落ちて りすが冬支度を始めだした 葉っぱの色が赤や黄に変わり始めた 何十回、何百回、何千回 地球は秋を経験したのだろう そして、 後 何回、私は秋を... 続きをみる

  • 子犬の体に耳をすますと

    子犬の体に耳をすますと ドクドクドクと、 とても早く鼓動をうっている 早く、早く、いそがなくちゃ、と言ってるみたいだ 1,2か月前まで、赤ん坊で、目も見えなくて、 その数か月後にはもうティーンエージャーくらいになっていく 1年後には大人なのだ 犬にとって1日は1週間かな なんて、急いで生きているん... 続きをみる

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