鳥と私と少しの詩と

日々の生活や、自然の中で感じたことを詩にしたり、エッセイにしたりしています。

今日という日は

今日という日
雨が降り、
その音は
しとしとというには
どこか
かるがるしく
言葉というものの
限界は
いつも私につきまとう


それはまるで
言葉を通しての
お互いの理解の限界みたいで


できるなら
あーといって
わかりあえたら
いやいや
ダンスではちみたいに
わかりあえたら


でもやはり
はちにだって
ダンスを通してのお互いの理解の限界は
はちははちなりにあるはずで


そうなら
私たちは
すっかり理解しあうことをあきらめたらいいのに
それもできず
また、今日という日に、この雨の中で
たたずむしかないのでしょうね。
ただ、何も発せず雨に身をまかして、あなたと二人で、この雨の中で