鳥と私と少しの詩と

日々の生活や、自然の中で感じたことを詩にしたり、エッセイにしたりしています。

坂本龍一が亡くなったというニュースがはいった。
死ぬ直前まで音楽をつくろうとしていたと聞いた。
そして、読んだなかで印象ぶかかったインタビューは、音、を集めている、日常の音。というはなし。
彼のインスタグラムを見てみた。
最後の音。
それは、風に吹かれてなるウインドチャイムの
小さな、そして、静かな音。


だから
この晴れた日
窓を開けて
音、に耳をすましてみよう、と思う。
なんでもない音に。


それは、
小鳥の鳴き声で
隣の家の
子供の声
道を歩く老人の
挨拶の声


それは、
本当に
なんの特別なこともないという
特別な音。