鳥と私と少しの詩と

日々の生活や、自然の中で感じたことを詩にしたり、エッセイにしたりしています。

死と予期せぬものと

今日、うちの犬が庭で口でなにかをトスしてた。また、なんかおもちゃを外にだしたのかな、とおもったら、小鳥だった。たぶん今年生まれたものだろう。大人にしては小さすぎた。先週いっぱい寒くて雨がつづいたので生き延びれなかったのだろう。せっかく生まれたのにね、巣からも出て。庭の隅に穴をほってうめてあげた。NHKの以前放送の「ありのままの最期 末期がんの“看取(みと)り医師”」を見た。思い通りに行かない死がそこにも出ていた。私はなぜか両親がなくなってから、死のことをよく考えるようになった。子供もいないので、多分最後は一人で死んでいくのだろう。予期せぬもの、死、このごろ樹木希林の本をおくればせながら読んでいて、彼女がどんなふうに最後まで自分の生を使い切ったか読んでいた。あんなふうな心境に近づけたらいいと思う。でも、予期せぬものなのだ。そして理想的な死にぎわなんてないのだ。