鳥と私と少しの詩と

日々の生活や、自然の中で感じたことを詩にしたり、エッセイにしたりしています。

犬の選択

私はこの子犬をブリーダーから買ったのだが、自分が色の好みや、性別や、見た目やそういうものにこだわっているのを強く感じた。夫は、どれでもいいじゃない、というのだが、私は、選ぶ権利は当然ある、といって、いくつかのブリーダーを見てまわった。色がどうだとか、大きさがどうだとか、夫はうんざりしてたようだった。選ぶこの行為が、犬をさらに好みにあった犬を生むようにしむけ、パピーファームみたいな暗いひどい場所で子犬をたくさん産ませて、乳離れできない早い時期に母犬とはなさせるというような、いわゆる子犬の大量生産をうながすのだろう。考えるとこわいものである。