鳥と私と少しの詩と

日々の生活や、自然の中で感じたことを詩にしたり、エッセイにしたりしています。

九月

九月になった。
風の温度が
においが変わった
空は
その深い青さをました
日差しがやわらかくなった
鳥がそわそわと
長旅の準備をはじめだした
木の実が落ちて
りすが冬支度を始めだした
葉っぱの色が赤や黄に変わり始めた
何十回、何百回、何千回
地球は秋を経験したのだろう
そして、
後 何回、私は秋を経験するのだろう。
後、三〇回?もしかしたらこれが最後?
どうしていままで気づかなかったんだろう
私も一部だということに
私も、秋の一部なのだということに
私の中の秋というものに