鳥と私と少しの詩と

日々の生活や、自然の中で感じたことを詩にしたり、エッセイにしたりしています。

それは、まるで、、、

それは、まるで
重い雲のすきま
遥か向こうにのぞいている
青い 
青い空


それは、まるで
ずーっと待って
待って、待って
やっと開いた
一輪の花


それは、まるで
雨上がりの
露を含み
みずみずしい
新緑の葉


でも、夜にはそれが見えない
さがせない
暗闇の中では
それは見えない
私たちは
手探りで進むしかない
どうにか進むしかない
そこにあるのだ、と
必ずあるのだ、と
思い描きながら